紫苑のこの乱れた姿を知っているのは、この甘い声を知っているのは、
世界中どこを探したって俺以外にはいない。
裕樹「かわいい……本当にかわいいな、紫苑」
紫苑「んっ、自分を、このようにしたのはあなたです……あなたなのですから……
自分のことを捨てたりしたら、許しません……絶対、離れません……からっ……」
裕樹「当たり前だろ?」
紫苑の身体を離さないよう強く抱き締め、ラストスパートをかけた。
紫苑「んっ、あ、あっ、ふぁっ! あ、あ、あぁっ!」
紫苑の肉襞の妖しい蠢きと甘い喘ぎに促されれ、下腹部にわだかまっていた甘い痺れが、
堰を切ったように出口を目指して駆け上ってくる。
裕樹「ぐ……紫苑、俺っ、イキそ……」
紫苑「出して、いいです……膣内で、全部、膣内で出して、いいですから……」
紫苑が俺の身体を強く抱き締めてくる。
来たるべき絶頂の波を堪えるためか、俺の身体に強く強くしがみついてくる。
そんなこと言われて、止められるはずがない。
欲望に導かれるまま、激しく、激しく、叩きつける。
裕樹「ん、ぐっ……もう、出るッ!」
紫苑の身体の、一番奥の奥へと突き入れた。子宮口の感触が引き金だ。
紫苑「んぁっ、はっ、あっ、奥、一番奥、に……あっ、ふぁ、んぁっ! きっ、きて、ますっ!」
あまりの快感に、目の前が白く爆ぜるような感覚を覚えながら、
俺は紫苑の細い身体を力いっぱい抱き締めた。
紫苑「ん、んんっ、んぅんっ! あ、あっ、あはあぁああぁぁあぁぁッ!」
噴水のように垂直に噴き上げた精液が、紫苑の胎内を満たす。
収まりきらなかった精液が、紫苑の中から溢れ俺の下腹部を浸す。
紫苑「はぁ……熱い……自分の中に、神谷さんを、感じます……
中にいっぱい、神谷さんが……詰まってる……」
紫苑を強く抱き締め互いの体温を感じながら、
未だに全身を覆う絶頂の余韻を楽しんでいた。