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『オトメスマイル』は『純愛』をテーマにしたゲームです。
 
 処女作の「ときたま ふぁんたずむ」では、Hでコミカルな除霊師と記憶喪失
幽霊娘が引き起こすオカルトコメディを、次作の「お嬢様の為に鐘は鳴る」で
は、上流階級に傅く使用人である、執事・メイドを育成する学園で、同じ使用
人との恋や、身分を越えたお嬢様との恋愛で絆を深めるゲームでした。

 そして今回、あてゅ・わぁくす がお送りする第3弾、
  『オトメスマイル』 のテーマは 『純愛』 です。

 この物語は、祖母が理事長を勤める名門女子校に単独で編入されることと
なった主人公、神谷 裕樹 が、女性の園での唯一の男性として、まずは自分
の居場所を確保することに孤軍奮闘(?)するとこから始まります。
 
 なぜ、彼(主人公)はそんな特殊な環境に置かれる事になったのか?
 
 両親の海外転勤の都合で、一人日本に残ることとなった主人公は、かつて
幼い頃住んでいたこの町、「聖乃(ひじりの)町」に5年ぶりに戻ってくる
ことに。昔住んでいただけに、記憶にある佇まいや、まったく様変わりして
しまった場所もあり、時間の流れを感じていたところへ幼馴染の 天城 雛乃
とばったり再会することとなります。この町には主人公の祖母も住んでおり、
祖母は有名私立学園の理事長を勤め、祖母の意向で主人公はこの学園に
編入することになったのですが… 主人公は知りませんでした。
 
 まさかその学園が『女子校』であり、祖母、神谷 栄美 が
  ある思惑を持って主人公をこの学園に編入させたことに。
 
 戸惑ったのは主人公だけではありません。今まで30年の歴史を刻んで
きた名門女子校にあって、理事長の鶴の一声とはいえ、突如異分子として
放り込まれた彼(主人公)を快く思う教師や学生が多いわけもなく、
学園内は大騒ぎに。
だからと言って、今更他の場所へ引っ越すわけにもいかず、
ならば居場所を求めて戦い、勝ち取らなければならない。
 
 女の中に男が一人、ハーレム状態で良いじゃない、だって?
 
とんでもない。少数派(マイノリティ)は常に弱者であり、これは
学園という名のジャングルで生存をかけたサバイバルゲーム
なのです! …というのは言い過ぎですが、そんな、ともすれば
学園から追い出されてしまうような危うい環境で、主人公に味方
してくれる幼馴染や、気さくな学園執行部の会長、はたまた、
敵対関係にある幼馴染の親友や執行部会計、男性恐怖症で
主人公を受け入れることが出来ない下級生などと、いろんな
問題に直面しながらも、共に笑い、時にはケンカしたりして、
実りある学園生活のなか2人の絆を育んでいく、そんな、
ちょっと変わってはいるけども、除霊師や幽霊、スーパー執事や
メイドロボ、宇宙人や未来人、超能力者など存在しない、
ごく普通の町にあるごく普通の学園で、ごく普通の人たちが
ごく普通に恋愛し、ごく普通にあまあまラブラブでいちゃ
いちゃしまくるゲーム、それが『オトメスマイル』

なのです。
『オトメスマイル』 ではイベントシーンを大切に表現しています。
 今作の『オトメスマイル』では、イベントシーンを表現豊かに展開しています。具体的な方法として、前作『お嬢様の為に鐘は鳴る』の演出スクリプトを更に強化し、複数の画像を個々にモーション設定できるようにしています。
 
 今までイベントシーンで表示されていたCGは大概1枚絵であった為、物語の情景描写などの表現は基本的に文章で行われています。ですが、オトメスマイルでは、そのイベントシーンに描き込まれている物(オブジェクト)を分離した形でCGを作成し、セル画のように重ねて表示、各CGをスクリプトでモーション設定(絵的な部分を動かす演出)することによって、より臨場感のあるイベントシーンを演出し、物語の情景描写をきめ細やかに表現しています。また、イベントCGをオブジェクト分割することによって、動作演出をしていてもクオリティを落とすことの無い「動きのあるイベントCG」として物語の展開に彩りを添えるようにしています。